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ベイシックインカムにかわる社会への提言

 

昔は、神奈川県湯河原町で自然豊かな庭と森のなかで商品を撮影して生きていました。夫と一緒にゆっくりと商品を撮影して発送していくうちに半年たってから、雲行きがあやしくなってきました。

今、貯金はいくら? 300万くらいはつかわないでとってあるよね?と聞いて見たら、え?ないよ。 

ないっ?ってどれくらいないの?30万もないよ と言われました。二人で好きなことをしていきていければ、家賃もかからない夫の実家でなんとかなると思っていました。私も最初はこんな風にとても楽観的でのんきな人でした。(本当はもともとそういうタイプだと思います)

じゃあ、仕事しなきゃ!と思うと、福祉系の介護職かファミレスかコンビニです。私は本当に体が弱く、コンスタントに働くことができないので、夫に働いてもらえないか?とお願いしたのがちょうど2017年でした。

私の夫は、年下で私の言うことをいつも聞いてくれそうな優しいタイプのひとではありますが、頑固でもあります。お金が底をつきマイナスになってから、本気でどうやって生きようか考え始め、夫は知り合いがやっている会社にどうにかいれさせてもらうことができました。

しかし、正社員などの経験がなく家賃を払うお金もないため、下町にある空き家になっていたお屋敷の北側四畳半で管理人をやりながら、とにかく社員になったのです。

その空き家は、埃だらけで喘息がでそうなほど、ずっと何年も空き家になっていた場所です。私も湯河原から時々、夫に会いにその空き家を訪ね、遺産整理もかねて台所などを掃除したりしました。

私も夫も住む場所を借りることができなくて、やっと見つけた場所でした。

ある朝、とても寒くてなかなか眠れなかったねと目覚めると玄関が開いていたんです。日本家屋なので、玄関があいていてもあいてなくても気づかないほどの寒さで断熱はほぼなし!というつくりでした。

その寒い冬に妊娠したことがわかり、とても嬉しかったのですが、すぐに流産となり、どうにもならない自分の気持ちを整理したくて、東京都のチャレンジショップというものに応募して、私ももう一歩社会に踏み込んでみようと思ったのです。

2018年11月にチャレンジショップ吉祥寺の第一期生となりOJT型の店舗を開きました。チャレンジショップとは、東京都の小池知事が進める女性起業家と商店街を通じた安心なまちづくりの一環のプロジェクト。

チャレンジショップをつうじて、私は少しずつ気づいていきました。

昭和の時代、商店街にはお花屋さん、お肉屋さん、八百屋さん、いろんな個人商店があって、みんなつながっていて、子供のことをみんなが声をかけていた時代があったんだろうなと。そして、なんとか、みんながみんなで支えていった時代があったんだろうなと。

チャレンジショップをしてみると、私も本当はお店をもちたいけど、という女性が本当に本当にたくさんいました。みんなそれぞれ事情があり、なかなかその夢さえ叶えられないということでした。

チャレンジショップは、一つの敷地に3つの違うショップがはいっているシェア型の施設です。

私はその頃から考えるようになったのは、表題の通り、ベーシックインカムのことです。女性たちの声を聞いていると、みんなが正社員になりたいと思っていないみたいです。みんな自分が好きなことをして生きていきたいという声が多く、とても業務の責任と範囲が重い正社員をみんなが望んでいないようでした。

一方、好きなことをしたいけど最低限生きていくためのお金は必要だから事務の仕事をして、本当は週3回くらい好きな手芸でポップアップや催事をしたいという声が多かったです。

私としては、政治のなかでベーシックインカムへいきなりステップアップするまえに、どこかの商店街の空き店舗を改装してシェア商店にしながら、みんなが好きなように使えるショップがあってもいいかなと思います。

また、食品衛生的な観点から法律がとても厳しいのですが、お菓子を焼いて週1日でも販売したい女性たちもたくさんいます。そのあたりの法律的な規制を緩和できれば、好きなことをして社会とつながる活動ができそうですね

好きなことをしているときは、みんな時間を忘れます。もし、ありがとうといってもらってお金までもらえたら、本当に全然違う価値のお金になっていきます。

私は、ベーシックインカム 10万円をみんなが好きなことをして稼げる社会にまずはしていくことを提案したいです!

私も店舗がお休みの日には、そういう女性たちに使って欲しいと思っています。

 

 

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