ベトナムの一風景
私がいつまでも後ろ髪をひかれる街。それはベトナムのダナンから1時間バスでいくとたどり着く ホイアンという街です。
小さな椅子を夜になると並べて、女性たちが自分がこしらえた餡子やタピオカなどを路上にならべていきます。色とりどりの口当たりのいいスイーツをならべ、きび砂糖を煮詰めてつくったシロップをかけて100円くらいの値段で販売している風景。
路上での営業の規制がないので、それは女性の仕事を社会が許容する風景でもありました。私は、昭和の初期や中期にそういう風景があったような、ノスタルジックな気持ちにいつもなります。
私はそこにいるのが幸せでした。フォーを食べた後のお客さんが、提灯のしたで小さな椅子に座り、みんなシロップをすする風景が。
知らない間に私たちのまわりでは、マイナーな法律改正がされているようなきがします。いつから日本という国は道路がそんなにもクリーンになったのでしょう。
実は、私が旅で知り合ったイラン人の友人が日本にきたときに、
「なんと!この美しい道路よ! 僕は、この道路の上で大の字で寝れそうだ!」
「なんと!心地よいのだろう。僕はこの暖かな便座のうえにずっといて本を読んでいたい」
「日本は美しすぎて、われわれ人類が到達できそうもない新人類の域に到達している!」
などと明言がありました。
私は、世界中の人の生活をみてきましたが、日本は道路はきれいですが
家のなかは結構ちらかっていて、台所はぐちゃぐちゃなことがおおいです。
それで、結論だけれども、いつから・・・おでんや、ラーメンの屋台が消えたのか知りたいのです。
現在、店舗をOPENしようと思っていますが、カフェの営業をするだけでも許可も必要ですし、飲食営業をできる物件は、おそろしく値段を不動産価格であげているのが現状です。
私は、まさに、社会実験のような店かもしれません